デバイス管理者って何？

2022.09.10 2017.11.16

Androidでアプリを削除する際、次のメッセージが表示され、先に進めないケースがあります。

●●(アプリ名)をアンインストールできませんでした。
有効なデバイス管理アプリはアンインストールできません

これは特殊な権限を与えているアプリであるため、通常とは異なる手順でアンインストールが必要です。

表示されるメッセージ例。

本記事では、デバイス管理アプリの基本と、削除手順を解説します。

アプリを消せずに困っている方は、ぜひご覧あれ。

デバイス管理アプリとは?

デバイス管理アプリとは、特別な機能を提供するため、管理者としてのアクセス権限が必要となるアプリを指します。

デバイス管理アプリ・端末管理アプリ・機器管理アプリ・デバイスマネージャー、など複数の呼び方があります。

“特別な機能”の代表例として、遠隔からの画面ロックやデータ消去など該当します。

例えばGoogle標準の

デバイスを探すアプリの画面例。

これらアプリはセキュリティ上、重要である（と認識される）ため、簡単にはアンインストール・無効化できない仕様となっています。

▼アンインストールできない例

●●(アプリ名)をアンインストールできませんでした。
有効なデバイス管理アプリはアンインストールできません

メッセージが出てきて、アンインストールできない。

▼無効化できない例

ボタンがグレーアウトされていて、無効化できない。

解決策として、デバイス管理アプリの対象外とすれば、アンインストール・無効化が実行可能となります。

デバイス管理アプリを無効化する方法

まずデバイス管理アプリのメニューを開きます。

たいていは、

Xperia 10 II（Android 12）の画面例。

うまく見つからない場合、

• デバイス管理
• 端末管理
• 機器管理
• デバイスマネージャー

機種やOSバージョンによって、メニューの場所や表記が異なります。

OPPO Reno3 Aの例。デバイスマネージャーという名称で見つかる。

あとはアンインストール・無効化したいアプリを選び、このデバイス管理アプリを無効にする をタップすればOK。

これで通常のアンインストール方法で消せるようになります。

またプリインストールアプリであれば、無効化を実行可能です。

補足：プリインストールアプリを強制的に削除する方法

プリインストールアプリの中には、アンインストールはもちろん、無効化すらできない特別なアプリが存在します。

これらアプリは、たとえデバイス管理アプリを無効化しても消せません。

Xperiaアシスト(左)やdocomo Application Manager(右)が一例。”無効化”メニューがグレーアウトされ選択できない。

このようなアプリは、パソコンのadb環境さえあれば、比較的カンタンな操作で強制的に無効化またはアンインストールが可能です。

▼強制的に無効化するadbコマンド

adb shell pm disable-user --user 0 <アプリのパッケージ名>

▼強制的に削除するadbコマンド

adb shell pm uninstall -k --user 0 <アプリのパッケージ名>

(左)Xperiaアシストを無効化 (右)docomo Application Managerを削除

説明が長くなるため、詳細は関連記事【Androidでプリインストールアプリを強制的に削除する方法! 消せない標準ソフトもアンインストール/無効化できる】で解説しています。

Androidでプリインストールアプリを強制的に削除する方法! 消せない標準ソフトもアンインストール/無効化できる

この記事では、Androidのプリインストールアプリを強制的に削除する手順を解説します。adbコマンドで無理やり無効化orアンインストールできます。

〆：デバイスマネージャーをコントロールしよう!

以上、Androidで端末管理アプリを削除する方法!「有効なデバイス管理アプリはアンインストールできません」を解決しよう の説明でした。

一度デバイス管理アプリを有効にすると、その後のアンインストールが面倒です。

なぜか消せずに困っていれば、ぜひご参考あれ。