【まとめ】「インデックスカバレッジ」の問題が新たに検出されましたの対処法更新日:2022年09月08日 Show
『「インデックスカバレッジ」の問題が新たに検出されました。』 こんなメール通知がGoogle Search Consoleから届いた時は、自社のWebサイトがGoogleの検索結果に表示されるために必要なインデックスに何らかの問題が起きているということ。 Web担当者として放置するわけにはいきませんよね。 しかし、インデックスカバレッジのどんな問題が検出されたかによってその対処法は様々。SEOの知識が求められるケースや制作技術が求められるケースもあり、対処法に困ることも。 本記事ではインデックスカバレッジの問題と対処法を網羅的にご紹介していきますので、対処法にお困りの際に参考にしてみてください。 >>Web担当者のための「Google Search Console入門書」をダウンロードする インデックスカバレッジレポートとは?GoogleがWebマスター向けに提供するGoogle Search Consoleで確認できるインデックスカバレッジレポート。 このレポートでは、自社で管理するWebサイトのインデックス登録されているページや登録時に発生した問題を確認できます。 『「インデックスカバレッジ」の問題が新たに検出されました』の対処法Google Search Consoleから『「インデックスカバレッジ」の問題が新たに検出されました』と通知メールを受けた場合、状況を把握した上で適切な対処を行います。 このインデックスカバレッジにある4種類のステータス。判定されたステータスとその理由をセットで調べることで状況が分かり、対処法が見えてきます。 【2022年8月16日追記】 Search Consoleのレポート分類が変更となりました。本記事でご紹介する4種類のステータスは現在「未登録」と「登録済み」の2種類になっていますが、エラーメッセージの原因と対処法は以前から変わりありません。 旧バージョンのステータス表示例新バージョンのステータス表示例4種類のインデックスカバレッジレポート対象ステータスタイプインデックスカバレッジレポートでは、4種類のステータスとともに状況の詳細を確認できます。 特に問題がないものから対応必須のエラーまで多岐にわたるため、まずは4種類のステータスを理解しておきましょう。 有効:インデックスに登録されているページが正しくインデックス登録されている状態です。 警告:インデックスに登録されているが要注意ページがインデックス登録されている状態ですが、確認が必要な何らかの注意点がある状態です。 エラー:インデックスに未登録で要対処ページがインデックスされていないため、最優先で対処が必要な項目です。 除外:インデックスに登録されていないが問題無しインデックス登録されていないものの、Webサイト運営者の意図通りであれば問題がない状態です。 例えばインデックス登録したくないページにnoindex(=Googleに対してインデックスを拒否するためのタグ)タグを記述している場合は意図通りと言えますね。 各ステータスタイプとなる理由一覧ここからはなぜそのステータスタイプになっているのか、その理由を各ステータスタイプ別に見ていきましょう。 有効ステータス正しくインデックス登録されている有効ステータスですが、状況によっては対処することでより適切なWebサイトの状態へ改善できる場合があります。 送信して登録されました正しくインデックス登録され、問題がない状況です。 インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません正しくインデックス登録されているものの、サイトマップ(XMLサイトマップ)に該当ページのURLが記載されていない状況です。インデックス対象ページをGoogleのクローラーに巡回させ、更新時にいち早く認識してもらうために、サイトマップへのURL追記をしておきましょう。 警告ステータス基本的にはインデックス登録されている状況ですが、Googleのヘルプページに「ステータスが警告となっているページには対応が必要な場合があります。結果によってはインデックスに登録されなかった可能性があります。」とあるように、対処が必要な場合があります。 robots.txt によりブロックされましたが、インデックスに登録しましたインデックス登録したくない場合にrobots.txt でクローラーをブロックする方法は適切ではありません。 インデックス登録したい場合はブロックを解除する必要があります。 インデックス登録済み(コンテンツなし)インデックス登録されたものの、クローラーがコンテンツを読み取れていない状況です。 低品質なコンテンツはSEO評価を下げる要因となるため、正しく読み取れるように対処が必要。 もしコンテンツが無いページであればインデックス登録しないように対処しましょう。 エラーステータスエラーはインデックス登録に関して対処するべき問題が発生している状況。 インデックス登録されるためにはエラー解消が必須です。 サーバーエラー(5xx)サーバーエラーはインデックス登録だけでなく、ユーザーの閲覧もできない状況です。 リダイレクト エラー適切なリダイレクトができていない状況です。 送信された URL が robots.txt によってブロックされましたインデックス登録したいページのブロックを解除する必要があります。 送信された URL に noindex タグが追加されています
インデックスしたいかどうかに応じて、この不整合を解消する必要があります。詳しい方法は以下の記事をご参照ください。 送信された URL はソフト 404 エラーのようですインデックス登録が不要な、ページにコンテンツが存在しないソフト404ページに関するエラー。 詳しくはこちらの記事で解説しています。 送信された URL が未認可のリクエスト(401)を返しましたGoogleのクローラーが認証を求められてアクセスできない際に起きるエラーです。 送信された URL が見つかりませんでした(404)インデックス登録しようとしたページが存在しないページ(404エラーページ)の状態です。 URLが変更になり、別URLにページが存在する場合は適切なリダイレクト処理を行いましょう。 送信された URL が 403 を戻しましたIP制限などにより、権限がないGoogleクローラーがアクセスを拒否されている状況です。 他の 4xx の問題が原因で、送信された URL がブロックされましたここまでにご紹介したエラー以外のサーバーエラーが発生している状況です。「他の 4xx の問題が原因でブロックされました」のエラーメッセージも同様。 対象URLをURL 検査ツールで調査し、詳細状況を把握することから始めましょう。 >>Web担当者のための「Google Search Console入門書」をダウンロードする 除外ステータス除外されたページは必ずしもエラーではなく、インデックス登録不要のページであれば正しい状態です。 インデックス登録したいのに除外されている場合、除外ステータスのままでは検索結果に表示されないため対処が必要です。
動画のインデックスエラー以前はページのインデックスに関する問題だけが表示されていたサーチコンソールのインデックス機能ですが、現在は動画に関するエラーも表示されるようになりました。 もし「貴サイトで動画のインデックス登録に関する問題が検出されました」といったエラーメールが届いた場合は、以下の記事を参考に原因を特定して対処していきましょう。 必要な対処を行い、「修正を検証」でGoogleに確認を依頼するエラーに対象した後は、「修正を検証」からGoogleへ再度チェックを依頼します。検証には時間がかかるため、結果の通知メールが届くまで気長に待ちましょう。 まだ修正が出来ていない場合は未修正に関する連絡が届きます。 修正が出来ていた場合は以下のような通知が届きます。お疲れさまでした! インデックスカバレッジレポートのよくある質問と回答ここではインデックスカバレッジレポートに関するよくある質問に回答します。 Q.「貴サイトで動画のインデックス登録に関する問題が検出されました」とエラーが出ましたA.動画やサムネイルのファイルに問題があるなど、いくつかの原因が考えられます。詳細は動画インデックス登録エラー解説記事をご覧ください。 Q.「送信されたURLのクロールに問題があります」とエラーが出ましたA.何らかの要因でGoogleのクローラーがページを正しく読めていない状況です。詳細はURLのクロール問題に対処する方法の解説記事をご覧ください。 Q.「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」とエラーが出ましたA.サイトマップを正しく送信するか、インデックス登録されないようにすることで解消するエラーです。詳細はサイトマップ未送信エラーの解説記事をご覧ください。 インデックスカバレッジレポートのまとめ以上、インデックスカバレッジレポートのステータスについてご紹介しました。 Webサイト管理者にとって定期的なチェックが欠かせないGoogle Search Consoleの中でも、インデックスカバレッジレポートは特に重要な情報が得られる機能です。 『「インデックスカバレッジ」の問題が新たに検出されました』とエラーが出た場合は早急に対応し、SEO強化と同時にユーザビリティ向上に繋がるサイト改善に取り組みましょう。 Google Search Consoleのエラーに対処するなどの内部SEO対策は、集客の土台となるWebサイトの効果的なSEO強化施策です。 「Google Search Console入門書」では、はじめてGoogle Search Consoleを使う方向けの解説に無料で公開しています。ぜひ資料を参考にサイト強化を図りましょう。 Web担当者がSEOで失敗しないための SEOで失敗して後悔しないためには”守りのSEO”が重要です。 そこで活用したいのがGoogle Search Console。 無料でダウンロードいただける本資料ではアカウント開設から活用法まで解説し、BIGキーワードをはじめ、様々なWebマーケティングジャンルで上位表示させてきた弊社でもフル活用しているGoogle Search Consoleの機能をご紹介しています。 ▼本資料に掲載されている内容の一例は・・・ まだ利用されていない方も、十分に活用できていない方も、ぜひSEO対策にご活用ください。 サイトが Google のインデックスに登録されているかどうかを調べる?Googleの検索窓に「site:調べたいURL」と入力して検索するだけなので、インデックスされているかどうかを簡単にチェックすることができます。 ただし、Googleサーチコンソールほど詳細な確認はできないということを前提として覚えておきましょう。
インデックス未登録の原因は?検出 - インデックス未登録:ページはGoogleにより検出されましたが、まだクロールされていません。 これは通常、GoogleがURLをクロールしようとしたものの、Webサイトへの過負荷が予想されたため、クロールの再スケジュールが必要となった場合です。 そのため、レポート上で最終クロール日が空欄になっています。
Google インデックス登録 どのくらい?インデックス登録が完了するまでにかかる時間は、一般的に合計で 1 日から数週間と、さまざまな要因によって変動します。 Google によるウェブのクロールについての説明をご確認ください。
Google インデックス更新 いつ?コンテンツやサイトの品質
毎日更新されているサイトや良いコンテンツを配信しているサイトであれば、Googleが定期的にクロールしてインデックスしてくれます。 一方で1ヶ月に1回しか更新されないサイトであれば、Googleがクロールする頻度が低いのでインデックスされるまでに時間がかかったりすることがあります。
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