ページはインデックスに登録されていません: ページにリダイレクトがあります

[レベル: 初級]

Search Console のカバレッジ レポートにリダイレクト エラーが発生していること警告する通知がたくさん届いています。

Google 側の問題と思われ、Google は調査中です。

カバレッジで問題が検出されました

次の件名の通知が Search Console 経由で届いています。
人によっては、メールボックスを埋め尽くすほど大量に届いているかもしれません。

カバレッジhttps://www.example.com/で問題が検出されました

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本文にはこのように書かれています。

[サイト URL] の所有者様

Search Console により、貴サイトに影響する「カバレッジ」関連の問題が 1 件検出されました。

主なエラー

エラーにより、貴サイトのページまたは機能が検索結果に表示されなくなる可能性があります。貴サイトでは、以下のエラーが検出されました。

リダイレクト エラー

上記の問題をできる限り解決されることをおすすめいたします。こうした問題を解消することで、サイトのエクスペリエンスや Google 検索結果での表示を最適化できます。

カバレッジ レポートで確認すると、12 月 8 日ころからリダイレクト エラーが突如発生しています。
📝すずきメモ: レポートの名称が「カバレッジ」から「ページのインデックス登録」にいつの間にか変わってますね

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Google は原因調査中

リダイレクト エラーが報告されるものの、実際には問題が発生しているようには思えません。
「修正を検証」をリクエストすると検証がすんなりと始まります。

多数のサイトでこうした現象が発生していることを Google は認識しており、調査を始めています。

We're looking into this…

— Daniel Waisberg (@danielwaisberg) December 12, 2021

We're looking into it – seems a bit weird given the many people suddenly posting about it. pic.twitter.com/OsIjYCTJQX

— 🧀 John 🧀 (@JohnMu) December 12, 2021

何かわかれば教えてくれるとのことです。

We're currently looking into these reports – I'll post more when we know more.

— 🧀 John 🧀 (@JohnMu) December 12, 2021

URL 検査ツールで問題なければ様子見で

リダイレクト エラーは Google 側の問題の可能性が濃厚です。
インデックスには実際には問題は発生していないはずです。
(これが原因で)ランキングに悪影響が出ているサイトもないようです。

URL 検査ツールで検証して正常であれば対処は不要です。
詳しい状況が判明するまではとりあえず様子見でかまいません。
パニックを起こさなくて大丈夫です。

念のため、本当にリダイレクトのエラーが発生していないことをサーバーログで確認しておけばなお安心です。
インデックス レポートから「修正を検証」をリクエストしても構いません。

追加情報が入ったらこの記事に追記します。
続報をお待ちください。

【UPDATE (2021/12/14)】
Google からアナウンスがありました。

内部的な問題が、インデックス中のリダイレクトエラーとそれに関連するメール通知の問題を引き起こしています。これはウェブサイトの問題によるものではなく、Google 内部の問題によるものです。すぐに修正できると思います。

An internal issue is causing an increase of redirect errors during indexing, and associated email notifications. This is not due to any website issues, but is due to an internal Google issue. We hope to fix this problem quickly.

— Google Search Central (@googlesearchc) December 13, 2021

ページはインデックスに登録されていません: ページにリダイレクトがあります

Googleのサーチコンソールは、サイト運営をする上でなにかと役立つ無料ツールですが、普段「カバレッジ」レポートは確認されていますか?

サーチコンソール上からアクセスしていなくても、サーチコンソールから届く「カバレッジ」の問題が新たに検出されました といったメールを受信し、アクセスした事があるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

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サーチコンソールの「カバレッジ」は、登録サイトに問題が起きている際に知らせてくれるレポート機能となります。
カバレッジレポートの「エラー」部分を確認してみるとどのようなエラーが、どのURLに出ているのか等、メッセージをクリックする事で詳細が確認できます。

さて、カバレッジレポートのステータスには以下の4つがあります。
「エラー」「有効(警告あり)」「有効」「除外」

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上記4つのステータスの中で、今回は「除外」ステータスに焦点をあてご紹介していきます。

[NEW!]2022年8月16日

サーチコンソールのいくつかのレポートが変更されたことを確認できました。
これは、2022年6月15日にGoogle検索セントラルで数か月に渡り変更を加えていく事を発表していましたが、レポートの変更を確認できました。
今までは「エラー」「有効(警告あり)」「有効」「除外」と4つのステータスに分類されていましたが、
変更後は「エラー」「除外」が「未登録」、「有効(警告あり)」「有効」が「登録済み」として2つの分類となりました。

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目次

    • [NEW!]2022年8月16日
  • 未登録(以前の表現では「除外」)ステータスに表示されるURLについて
  • 「クロール済み – インデックス未登録」について
  • リストに表示されるURLの原因と対処方法
    • 重複コンテンツが疑われる場合
    • コンテンツの内容が薄い場合
    • リンクで繋がっていない孤立したページの場合
  • まとめ

未登録(以前の表現では「除外」)ステータスに表示されるURLについて

未登録(以前の表現では「除外」)ステータスに表示されているURLは、インデックスに登録されていないURLです。

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グラフ下の表に「ページがインデックスに登録されなかった理由」が表示されますが、
その要因は、「noindexタグによって除外されました」「ページにリダイレクトがあります」など、なぜインデックスに登録されていないのか、理由を確認する事ができますが、特に低品質コンテンツとなりうるURLが確認出来る部分はどこかというと「クロール済み – インデックス未登録」という部分です。

そもそも低品質コンテンツって?

SEOでよく耳にする低品質コンテンツというのは、オリジナル性が乏しく、ユーザーに有益な情報のないコンテンツの事を指す場合が多いといえます。単純に文字数が少ないからといって低品質コンテンツになるとは限りません。

「クロール済み – インデックス未登録」について

「クロール済み – インデックス未登録」は、Googleにクロールはされたものの、それほど重要ではないページと判断されインデックスはされなかったページです。
せっかく作ったページが「クロール済み – インデックス未登録」に入っていたらショックですね。

「クロール済み – インデックス未登録」のURLが多いと、そのサイトにとって何か問題があるのか?という点については、次の3点が挙げられます。

「クロール済み – インデックス未登録」のURLが多い問題点
  • 「インデックスされないURL = 検索しても表示されないページ」がサイト内に大量に存在しているという事
  • 無駄なクロールが発生し、クロールしてほしい重要なページがクロールされない可能性がある
  • 低品質のページが多くあると低品質なサイトと判断される可能性がある

「クロール済み – インデックス未登録」で確認するURLが少量ならば急いで対応する必要は無いと思いますが、量が多くなってくるとサイトに良くない影響を及ぼす可能性があります。

リストに表示されるURLの原因と対処方法

さて、「クロール済み – インデックス未登録」のリストにはどのようなURLが登録されてしまっているのでしょうか。

一覧を確認すると対処しなくて良いURLもいくつか含まれている場合があります。

例えば、URL末尾に識別用パラメータが付与されているURLです。

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このようなURLは、正規URLがインデックスされていれば、パラメータが付与されたURLはインデックスされる必要が無いので特に対応しなくても問題ありません。
その他ページネーションの2ページ目以降のページなども一覧にURLが確認出来たとしてもインデックスされる必要が無いので除外して考えていきます。

上記のような特に対応しなくても良いURLを一覧から除外した結果、気になるURLが出てきたら、
URLをクリックし詳細を確認すると、右側に「URLを検査」と「ROBOTS.TXTによるブロックをテスト」というリンクが表示されます。それぞれ確認してみましょう。

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URL検査

はじめに、URL検査を確認しましょう。
URL検査で「URLはGoogleに登録されています」と確認できれば何も対処の必要はありません。
ここで「URL が Google に登録されていません」と表示された場合、該当のURLが以下に当てはまらないかを確認してみましょう。

重複コンテンツが疑われる場合

重複コンテンツと判断され、正規URLと見なされたURLが別に存在しているかもしれません。
特に身に覚えがなく個別にインデックスしてもらいたい場合は、以下の対策方法があります。
【対策方法】
各ページに固有のコンテンツを入れる事で差別化をはかる。

コンテンツの内容が薄い場合

【対策方法】
必要なページであれば適量の情報量で検索意図を意識したページを作成する事をまずは目指しましょう。
反対に、コンテンツの内容が薄いが不要なページであれば、noindexや削除を検討すると良いでしょう。

適量の情報量や検索意図を意識したページづくりは、上位サイトを参考にすると良いのですが、1サイトづつ個別に確認・分析をする事は非常に骨の折れる作業となります。

そこで、ツールを活用する事をおすすめします。
seodoorというSEOツールの機能に「コンテンツ分析」機能がありますが、この機能は上位20ページのコンテンツ情報を抽出してくれます。ページの情報量や使用単語情報、共起語情報など、調査ページと上位サイトを比較・分析した結果が確認できるのでコンテンツの拡充に便利な機能です。

リンクで繋がっていない孤立したページの場合

【対策方法】
必要なページであれば内部リンクを繋げ、必要のないページであればサーバーから削除しましょう。

カバレッジ「除外」ステータスのURL改善について

「除外」ステータスのURLを改善しても、その他のステータス「エラー」「有効(警告あり)」のように検証依頼を出す事は出来ず、「合格」「不合格」など確認する事ができません。
その為、改善を施す場合は、修正前後に「除外」のURLや数など記録しておくと、差が確認できるのでお勧めです。

ROBOTS.TXTによるブロックをテスト

URL検査の他、「ROBOTS.TXTによるブロックをテスト」を試してみましょう。
ツールを利用すると、robots.txt ファイルで、特定のURLに対しウェブクローラがブロックされているかどうかを確認できます。利用方法は、ページ下部のURL入力欄にURLを入力し「テスト」をクリックします。
テストボタンをクリック後、「許可済み」となるか「ブロック済み」となるかでURLがブロックされているかどうかを確認できます。

まとめ

本記事では、カバレッジレポート内「クロール済み – インデックス未登録」に焦点をあて、低品質コンテンツを確認する方法としてご紹介しました。
一覧にURLがあるからといって必ずしも対応しなければならない(全てインデックスしてもらう必要はない)という事がお分かりいただけたかと思います。
「クロール済み – インデックス未登録」は低品質予備軍ともいえるページが増えていかないように、定期的にチェックすると良い部分です。

また、意図しないURLがある場合は、そのURLは必要なページか、不要なページかを判断する事により対処法は変わってきます。
必要なページであれば改善を施すことをおすすめしますが、不要なページの場合は、重要なページに優先的にクロールが巡回するように、削除するなどの対応をおすすめいたします。

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検出 インデックス未登録 なぜ?

検出 - インデックス未登録:ページはGoogleにより検出されましたが、まだクロールされていません。 これは通常、GoogleがURLをクロールしようとしたものの、Webサイトへの過負荷が予想されたため、クロールの再スケジュールが必要となった場合です。 そのため、レポート上で最終クロール日が空欄になっています。

インデックスされているかどうか?

手早く簡単に行いたいなら:Google検索窓 Googleの検索窓に「site:調べたいURL」と入力し検索するだけなので、インデックスされているかどうかを簡単にチェックすることができます。

グーグル サーチコンソール 何ができる?

サーチコンソールは、Google検索結果でのサイトのパフォーマンスが分析できるツールです。 例えば、検索順位、検索での表示回数、検索でのクリック数、検索でのCTR(クリック率)、検索クエリといったGoogle検索結果でのパフォーマンスが主にわかります。

Google Search Console の「クロール」レポートでは、どのような情報を確認できます?

クロールの統計情報レポートには、ウェブサイトの Googleクロール履歴に関する統計情報が表示されます。 たとえば、リクエストの数、サーバーからのレスポンスのタイミングや内容、可用性に関する問題の有無などです。