知的障害<精神遅滞>(intellectual disability<mental retardationt>)の原因となる疾患はどれか。 回答を表示 2. フェニルケトン尿症(phenylketonuria) Aさん(24歳、男性)は、昼間の過剰な眠気を主訴に来院した。半年前に居眠り運転で交通事故を起こした。入眠時の幻視や睡眠と覚醒の移行期に体を動かせなくなることがある。また、笑ったり、怒ったりしたときに脱力してしまうこともある。 回答を表示 2. ナルコレプシー(narcolepsy) 現在の日本の精神医療で正しいのはどれか。
回答を表示 4. 人口当たりの精神病床数は経済協力開発機構<OECD>加盟国の中では最も多い。 Aさん(60歳、女性)は統合失調症(schizophrenia)で10年間入院していた。来月退院予定となったため、Aさん、医師、看護師でチームを作り、退院支援計画を立てることになった。Aさんは「両親も亡くなってしまい、これからの生活費や住む場所がとても心配だ」と訴えてきた。 午後65訪問看護制度で正しいのはどれか。
回答を表示 2. 精神科訪問看護は医療保険から給付される。 午後66Aさん(85歳、女性)は1人暮らし。日常生活は自立しており、健康のために毎日20〜30分のウォーキングをしている。夜間は、廊下を歩いて1、2回トイレに行く。
午後67Aさん(52歳、男性、独身)は銀行員。切除不能の大腸癌(colon cancer)と診断され、外来で抗癌薬の点滴静脈内注射を受けることになった。Aさんは「治療を受けながら仕事を続けたいのですが、どうすれば良いか教えてください」と外来看護師に相談した。
回答を表示 3. 会社の健康管理部門に相談しましょう 午後68家族からネグレクトを受けている高齢者について、地域包括支援センターに通報があった。
午後69病院では、育児中の時短勤務、夜勤専従、非常勤など多様な労働時間や雇用形態の看護師が働いている。
回答を表示 4. 特定の看護師に仕事が集中しないよう調整する。 午後70診療情報の取り扱いで適切なのはどれか。
回答を表示 4. 他院へのセカンドオピニオンを希望する患者に診療情報を提供する。 午後71医療法における病院の医療安全管理体制で正しいのはどれか。
回答を表示 2. 医療安全管理のための指針を整備しなければならない。 午後72看護師等の人材確保の促進に関する法律における離職等の届出で適切なのはどれか。
回答を表示 4. 免許取得後すぐに就職しない場合は届け出るよう努める。 午後73国際社会が抱えるヘルスケアを含む課題に対して、すべての国に適用される普遍的(ユニバーサル)な目標で2015年の国連サミットで採択されたのはどれか。
回答を表示 3. 持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs) 午後74採血の際、血液が凝固するのを防ぐために試験管にクエン酸の結晶を入れておくことがある。
午後75胃底腺の主細胞の分泌物に由来するタンパク分解酵素はどれか
午後76成人で、骨髄が脂肪組織になっているのはどれか。
午後77臓器と産生されるホルモンの組合せで正しいのはどれか。
午後78抗甲状腺薬の副作用(有害事象)で正しいのはどれか。
午後79Barthel<バーセル>インデックスで評価するのはどれか。
午後80急性心筋梗塞患者(acute myocardial infarction)の合併症を早期に発見するための徴候で正しいのはどれか。
午後81Alzheimer〈アルツハイマー〉型認知症(dementia of Alzheimer type)の患者にみられる実行機能障害はどれか。
午後82副交感神経を含む脳神経はどれか。2つ選べ。
午後83糖尿病性腎症(diabetic nephropathy)の食事療法で制限するのはどれか。2つ選べ。
午後84アナフィラキシーショック(anaphylactic shock)で正しいのはどれか。2つ選べ。
回答を表示 2. 重症例では死に至る。 3. 気道粘膜の浮腫を生じる。 午後85前立腺肥大症(benign prostatic hyperplasia)で正しいのはどれか。2つ選べ。
回答を表示 1. 進行すると水腎症(hydronephrosis)となる。 2. 外科治療は経尿道的前立腺切除術を行う。 午後86感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律<感染症法>に基づく五類感染症はどれか。2つ選べ。
回答を表示 1. 後天性免疫不全症候群<AIDS>(acquired immunodeficiency syndrome)、5. 梅毒(syphilis) 午後87感覚性失語のある成人患者とのコミュニケーションで適切なのはどれか。2つ選べ。
回答を表示 1. 短文で話しかける。 2. 身振りを加えて話す。 午後88交通事故によって脊髄損傷(spinal cord injury)で入院した下肢に麻痺のある成人患者。
回答を表示 3. 車椅子には体圧分散マットを使用する。 5. 職場の担当者に自分の病気について伝える。 午後89人工肛門を造設した患者へのストーマケアの指導内容で適切なのはどれか。2つ選べ。
回答を表示 2. 装具をはがした時は皮膚保護材の溶解の程度を観察する。 5. 装具を貼る時は腹壁のしわを伸ばす。 午後90妊娠36週の妊婦にNST(non-stress test)を行うため、分娩監視装置を装着することになった。
回答を表示 1. 「胎児の健康状態を判定します」、3. 「排尿を済ませて下さい」 午後91Aさん(52歳、男性)は、5年前にC型肝炎(hepatitis
C)、肝硬変(liver cirrhosis)と診断され、1回の入院歴がある。退院後、医療機関への受診を中断し3年が経過している。毎日、ウイスキーを約300mL飲んでいる。夕食の2時間後に約1,100 mLの吐血があり、緊急入院となった。 入院時のAさんの状態として考えられるのはどれか。
回答を表示 2. 食道静脈瘤破裂(rupture of esophageal varices) 午後92入院から4日が経過し、Aさんは医師から「C 型肝炎、肝硬変の患者は肝細胞癌を発症することがある」と説明を受けた。Aさんはスクリーニングの目的で、肝臓から骨盤内臓器までの範囲で腹部超音波検査を受けることになった。
回答を表示 4. 「検査当日は起床時から飲食物を摂取しないでください」 午後93検査の結果、C型肝炎(hepatitis C)に対し抗ウイルス療法が開始され、退院後は定期的に外来通院することになった。
回答を表示 1. 禁酒する。 5. 熱い食べものを避ける。 午後94Aさん(58歳、男性、会社員)は、妻(55 歳)と2人暮らし。5年前から高血圧症(hypertention)、脂質異常症(dyslipidemia)を指摘され、降圧薬を内服していた。自宅で左半身に脱力感が出現し、救急車で搬送された。救急外来でCT及びMRI検査を行った結果、右中大脳動脈領域に脳梗塞(cerebral infarction)の所見が認められた。入院時は、グラスゴー・コーマ・スケール(GCS)E3V4M5、体温 36.8 ℃、呼吸数 16/分、脈拍 66/分(不整)、血圧 160/85mmHg、HbA1c 5.8%、心電図では、RR間隔は不定で心拍数 100/分であった。入院後、血栓溶解療法を受け、2日後からリハビリテーションが開始された。1週後には回復期リハビリテーション病棟へ転棟した。 Aさんの脳梗塞(cerebral infarction)の原因で考えられるのはどれか。2つ選べ。
回答を表示 3. 高血圧症(hypertention)、4. 心房細動(atrial fibrillation) 午後95入院から3週が経過し、リハビリテーションによって日常生活動作(ADL)は改善しているが、夜間は眠れず、食欲も低下している。Aさんは「なかなか良くならない。何もできなくなってしまった」と話している。
回答を表示 4. 「なかなか良くならないと感じているのですね」 午後96転棟から6週が経過し、退院に向けて多職種チームでカンファレンスを開催することになった。Aさんは、外来でのリハビリテーションを継続しながら元の職場への復帰を希望している。
回答を表示 4. Aさんのリハビリテーションの内容はチームで評価する。 午後97Aさん(82歳、女性)は、Alzheimer<アルツハイマー>型認知症(dementia of Alzheimer type)で、認知症高齢者の日常生活自立度判定基準Ⅱb、要介護1である。息子と2人暮らしであったが、1年前から認知症対応型共同生活介護<認知症高齢者グループホーム>に入所している。息子は仕事が忙しいため、2か月に1回面会に来所する。Aさんは2日前から活気がなくなり、食事量も減少した。本日、発熱や下痢を主訴に介護職員に付き添われて外来を受診した。外来の看護師が介護職員に普段の健康状態の把握の方法を尋ねると、1日1回の体温と血圧の測定、月1回の体重測定、レクリエーションへの参加の様子を確認しているという回答を得た。Aさんは、看護師の簡単な質問に答えることができる。 外来の看護師が介護職員から追加で収集するAさんの情報で、最も優先するのはどれか。
午後98Aさんは入院し、点滴静脈内注射が開始された。Aさんの顔色は良くなり眠っているため、介護職員は施設に戻った。看護師がAさんの様子を確認するため病室へ行くと、目が覚めたAさんは「誰かいないの」と大声を出し、興奮した様子で点滴静脈内注射のラインを外そうとしていた。
回答を表示 2. 入院中であることを伝える。 5. 点滴静脈内注射のラインを見えないようにする。 午後99入院後3日。Aさんは開始された食事を全量摂取し、活気が出てきた。Aさんは自ら水分を摂ることはなかったが、看護師がお茶を勧めると、少量ずつ摂取している。体重
47kg。Aさんの尿の性状は淡黄色で尿臭はなく、血液検査データは改善して基準値となったため、点滴静脈内注射が中止となり、退院が決まった。
回答を表示 5. 食事を含めて1,300 mL/日の水分を摂取する。 午後100Aちゃん(8歳、女児)は、両親と妹(3歳)の4人家族である。2歳時に気管支喘息(bronchial asthma)と診断された。5歳までは喘息発作のため救急外来を受診することも多く、年に1回は入院していた。6歳から発作を起こすこともなくなり、定期受診はしなくなっていた。アレルゲンは、ダニとハウスダストである。 Aちゃんは、学校から帰ってきた後から咳嗽がみられ、元気がなかった。夕食はあまり食べずに就寝した。夜間になり「苦しくて眠れない」と訴え、母親とともに救急外来を受診した。口元での喘鳴が著明であり、問診すると途切れ途切れに話した。救急外来受診時のバイタルサインは、体温 36.9 ℃、呼吸数 36/分、心拍数 120/分、経皮的動脈血酸素飽和度<SpO2>92%であった。
午後101救急外来で気管支拡張薬の吸入が行われたが、吸入後も呼吸数
32/分、経皮的動脈血酸素飽和度<SpO2>94%であったため入院することになった。入院後、鼻カニューレによる酸素投与と点滴静脈内注射が開始され、1日3回のステロイド薬の静脈内注射と1日4回の気管支拡張薬の吸入が開始された。翌日、酸素投与は中止された。バイタルサインは、体温 36.8℃、呼吸数 22/分、心拍数 94/分、経皮的動脈血酸素飽和度<SpO2>97 %。聴診で喘鳴が聴取された。Aちゃんは「楽になった」と話し、笑顔が見られるようになった。
午後102気管支喘息(bronchial
asthma)による発作は軽快して点滴静脈内注射が中止された。咳嗽が軽度あるが全身状態は良好であるため、退院が決定した。Aちゃんに学校での生活状況を確認すると「最近、喘息発作はなかったけど、体育の時は咳が出たり苦しくなったりすることが時々あった」と話した。そのため、Aちゃんと母親に、退院後も抗アレルギー薬の内服と副腎皮質ステロイド薬の吸入を続けるように医師から説明された。
回答を表示 2. 「学校で咳が続くときは先生に伝えましょう」 午後103Aちゃん(生後10か月)は、それまで機嫌よく過ごしていたが、夕方から突然不機嫌になり、15〜20 分ごとに激しく泣いては、泣き止むことを繰り返した。Aちゃんは夕食の離乳食を食べず哺乳もしなかったが、嘔吐したため21時に保護者と救急病院を受診した。担当医師は保護者に、腸重積症(intussusception)が疑われるためグリセリン浣腸を行って便性を確認する、と説明した。体温は37.1℃であった。 浣腸後に想定される反応便はどれか。
午後104Aちゃんへの腹部超音波検査の結果、腸重積症(intussusception)の診断が確定し、静脈内注射による鎮静下で高圧浣腸が行われることになった。
回答を表示 4. 経皮的動脈血酸素飽和度<SpO2>モニター 午後105Aちゃんは、高圧浣腸により重積が整復され、経過観察のため入院した。翌朝、経口摂取が可能となり、状態も落ちついているため退院が決定した。保護者から「退院後に何か注意することはありますか」と看護師に質問があった。
回答を表示 4. 「同じような症状が出たら受診してください」 午後106Aさん(28歳、初産婦)は、夫(30歳)と2人暮らし。妊娠25週4日に妊娠糖尿病<GDM>(gestational diabetes mellitus)と診断され、インスリンの自己注射を行っている。胎位が骨盤位であったため妊娠38週2日に予定帝王切開術を受け、3,050gの男児を出産した。麻酔は脊髄くも膜下麻酔で、術中の経過に異常はなく、出血量は480mLであった。弾性ストッキングを着用している。児のApgar<アプガー>スコアは1分後8点、5分後10点。児のバイタルサインは直腸温 37.3 ℃、呼吸数 45/分、心拍数 154/分、経皮的動脈血酸素飽和度<SpO2>99%であった。 児への対応で最も優先するのはどれか。
午後107手術後1日。Aさんのバイタルサインは、体温 37.3℃、脈拍 68/分、血圧 124/66mmHg であった。排ガスはあるが、排便はない。Aさんは膀胱留置カテーテルの抜去後、看護師に付き添われ歩いて室内のトイレに行った。排尿後、すぐにベッドに横になった。Aさんは「起き上がってから頭が痛くなりました。めまいやふらつきはありませんでした」と看護師に話す。子宮底の高さは臍高、子宮は硬く触れ、血性悪露が中等量みられた。後陣痛はない。
午後108手術後7日。Aさんの術後の経過は良好である。Aさんの母乳分泌は良好で、母乳で育てていくことを希望している。Aさんは「2年後にもう1人、子どもが欲しいと思っています。避妊をどうしたらいいでしょうか」と話す。
回答を表示 4. 「コンドームは性生活を再開するときから使用できます」 午後109Aさん(19歳、男性、専門学校生)は、1人暮らし。「皆が自分を嫌っている」と言い、昨年から学校を休学し、アパートに引きこもるようになった。先週、夜中に大声で叫ぶ日が続いたため、アパートの管理人が両親へ連絡をした。連絡の翌日、Aさんの両親が訪ねてみると、Aさんは「隣の人に嫌がらせを受けている。助けてくれ」と叫び続けたため、両親とともに精神科病院へ行き、その日のうちに任意入院となった。Aさんは統合失調症(schizophrenia)と診断され、抗精神病薬による治療が開始された。 Aさんは、入院後10日から日中に臥床するようになった。夜間は熟睡している。食事の時間に食堂に遅れてくることが多い。看護師と会話をするようになったが、他の入院患者への被害妄想がある。
午後110入院後1か月。Aさんは洗面所でボーッとしていることが多くなり、頭痛や倦怠感を訴えることが多くなった。
回答を表示 1. 水中毒(water intoxication) 午後111入院後2か月。Aさんは症状も落ち着いてきたため、退院の準備をすることになった。Aさんは看護師に「病気はすっかりよくなったのに、ずっと薬を飲まなければならないのか。体がだるく、体力が落ちた気がする。朝から学校へ行けるかどうか心配だ」と話した。
午後112Aさん(40歳、男性、会社員)は、うつ病(depression)と診断されていた。最近、仕事がうまくいかず、大きなミスを起こし、会社に損失を与えたことから自分を責め不眠となり、体重が減少した。ある朝、リビングの床で寝ているAさんを妻が発見し、大きな声で呼びかけたところ、Aさんは1度目を開けたが、すぐ目を閉じてしまった。ごみ箱に、からになった薬の袋が大量に捨ててあり、机には遺書があった。救急搬送後、意識が清明となり、身体的問題がないため精神科病院に入院となった。 入院時の看護師のAさんに対する関わりで適切なのはどれか。
回答を表示 1. いま死にたい気持ちがあるか尋ねる。 午後113入院後1か月、Aさんのうつ症状は改善を認めたが、同室患者とトラブルが続き、不眠や多弁傾向となった。また焦燥感が強く落ち着いて食事ができなくなった。そのため双極性障害(bipolar disorder)と診断され、主治医から炭酸リチウムの内服の指示が出た。Aさんは炭酸リチウムを服用して1週後、手の震え、嘔気が出現した。
午後114入院後3か月、Aさんは退院予定となり、元の職場に戻るための準備をすることになった。Aさんは「すぐに仕事に戻るのではなく、規則正しく生活することなどから、段階的に取り組むほうがいいのではないか」と訴えていた。
午後115Aさん(70歳、男性)は、妻(68歳)と2人暮らし。3年前に筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis)<ALS>と診断され、在宅で療養生活を続けていた。その後、Aさんは症状が悪化し、入院して気管切開下の人工呼吸療法、胃瘻による経管栄養法を受けることになった。妻は、退院後に必要なケアの技術指導、人工呼吸器や胃瘻の管理方法、緊急・災害時の対応について病棟看護師から指導を受けた。退院前カンファレンスにおいて、訪問看護のほかに必要な在宅サービスについて検討することになった。妻は慢性腎不全(chronic renal failure)のため、週に3回の血液透析を受けており、1回に約6時間の外出が必要である。 Aさんが利用する在宅サービスで最も優先度が高いのはどれか。
午後116退院から1週後に妻から訪問看護ステーションに連絡があり「人工呼吸器のアラームが鳴り続けていて、どうしたらいいのかわかりません。低圧アラームが点灯しています。気管カニューレも抜けていないし、呼吸もいつも通りにしているように見えます」と尋ねた。
回答を表示 2. 「回路にゆるみがないか確認してください」 午後117退院から2週後、妻から「昨日、私が透析を受けている病院で災害が発生した場合の診療について説明がありました。在宅での生活にも少し慣れてきたし、夫のことも気になるので、あらためて災害に備えておきたいのですが、何から始めればよいでしょうか」と訪問看護師に相談があった。
午後118Aさん(55歳、男性、自営業)は、父親(78 歳)と2人暮らし。Aさんは、2年前から食後に心窩部痛を感じていたが、医療機関を受診していなかった。午後3時、Aさんは胃部不快感を訴えた直後、突然コップ1杯程度の吐血があり倒れた。父親が救急車を呼び、救急病院に搬送された。到着時、意識はジャパン・コーマ・スケール<JCS>Ⅰ-3。バイタルサインは、体温 36.4℃、呼吸数 20/分、脈拍 124/分、整、血圧 86/50mmHg。経皮的動脈血酸素飽和度<SpO2> 95 %。顔面は蒼白で、皮膚は湿潤している。四肢冷感を認める。眼瞼結膜は軽度貧血様であるが、黄染を認めない。腹部は平坦で腸蠕動音は微弱、心窩部に圧痛を認めるが、筋性防御はない。胃部不快感は受診前よりも改善している。担当した医師に父親が「息子は黒い便が出ると言っていた」と伝えた。 Aさんの状態で考えられるのはどれか。
午後119Aさんは緊急入院となり、医師から「少なくとも2週間程度の入院が必要です」と説明を受けた。立ち会っていた看護師長にAさんは「最近、父の物忘れがひどくて、1人でどこかに行ってしまったこともあるので、家に帰せません。何とかなりませんか」と訴えた。父親は要介護認定を受けているが、現在は介護保険サービスを利用せず、Aさんが介護をしながら生活していた。
回答を表示 2. 地域包括支援センターに相談する。 午後120Aさんは、医師から「検査の結果、スキルス胃癌(scirrhous gastric
carcinoma)でした。膵臓や広範囲な腹膜への転移があって手術ができない状態でした。おそらく余命半年だと思います」と告知され、1週後に退院となった。退院後3か月、Aさんは外来看護師に「ずいぶん腰痛と腹痛がひどく、腹水が溜まって動くのも大変になってきました。最期は人工呼吸器の装着など延命をしたくないのですが、それを意識がなくなったあとにも医師に伝える方法はありますか」と尋ねた。そこで、看護師はAさんにリビングウィルの説明をすることにした。
回答を表示 3. 「Aさんの自由意思で作成することができます」 問題選択
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